チワワのかかりやすい病気

チワワの水頭症

チワワの水頭症は、脳内の奇形による先天性が大半です。症状は多彩ですが、運動障害、知覚障害ともに認められ、主に活動低下、行動異常、不全麻痺、斜視などが見られます。
先天性水頭症の場合、頭のてっぺんのモレラと呼ばれるくぼみ部分の骨が薄く、触ると穴が開いているように感じられることが多いです。

角膜炎(かくまくえん)

目が大きいチワワに多いのが、黒目を覆う角膜が炎症をおこす角膜炎。チワワは目がクリッと出ているので、目をこすったときや物にぶつかったとき、ケンカしたときやシャンプーのときなどは特に注意が必要。目に入った薬品の刺激が原因になったり、傷がついたりしたのが原因でなってしまいます。

症状
フラフラする、反応が鈍い、痴呆、まひ、運動失調、視力の低下、食欲異常、無関心、攻撃性の増
治療法
脳圧を下げるため、副腎皮質ホルモン薬・降圧利尿薬を使うと、一時的に症状が良くなりますが、することが多いようです。
外科手術で、脳圧を下げる方法も有りますが、多くの場合、完治は期待できないようです。
症状
目やに・充血・目が開かない・出血
治療法
症状により抗生剤・消炎剤・角膜修復剤などで、治療されます、治療が遅れると目が白濁してしまうことが有りますので、異常が有りましたら診察を早めに受ける事をお奨めします。

期管虚脱(きかんきょだつ)

肥満・老齢などのため、気管が押しつぶされて扁平となり、呼吸が困難になる病気、小型犬(チワワ・ヨーキ・トイプー)などに、多く見られます。

症状
ハーハー・ゼーゼー苦しそうな呼吸をし、時には激しく咳き込む
治療法
内科治療により比較的簡単に収まることもありますが、一旦症状が消えたように見えても、再発を繰り返す事があります。
外科手術も開発されていますが、症状が重いと完治は難しいようです。

肛門嚢炎(こうもんもうえん)

犬の肛門の左右下側に小さな袋が2つあり、それぞれ細い管で肛門のすぐ内側につながっています、この袋には、悪臭のする分泌液が満たされており、この分泌液が便に混ざることによって、マーキングに用いられると考えられています。
肛門嚢が細菌に感染すると、分泌液が放出されず、肛門嚢の中に貯まり、それが原因で肛門嚢が化膿することがあります、非常に強い痛みを感じるため排便が困難になります。

症状
おしりを床にこすりつける、おしりを痒がる
治療法
放置すると、肛門嚢が破裂することがあるので、定期的に分泌液出してあげるようにしましょう。